本機は、リアルタイムサーモトレーサシステムRTTS−555の中継機で、リフロー炉の近くに
パソコンが置けない時に、無線データを中継して離れたパソコンに飛ばすシステムです。
※RTTS−777/6シリーズでは使用出来ません。
標準構成の場合は、測定しようとするリフロー炉の近く1〜2mの範囲にパソコンを設置する
必要があります。しかし、パソコンは他の仕事でも使っており、机の定位置から動かしたくない
場合、リピータを使うと問題は解決します。
1.1台の受信機−パソコンで3台のリフロー炉を順次測定することができ、標準構成3組より割安と
なります。
2.プロファイル自動判定ソフトを使用することにより、大幅に作業時間を短縮することができます。
3.受信機、パソコンは定位置で、動かす必要がありません。
4.最初に1台のリピータを入れた構成にしておくと、以後順次、リピータを増やすことができます。
注1.送信機1台で、次々と3台のリフロー炉を測定しようとすると、送信機内部の温度が高温となっ
てしまい、測定不能となります。できれば、送信機は2台以上用意し、交互に使用すると手際よく計測
をすますことができます。
注2.リピータと受信機の電波到達距離は、お互いのアンテナが見通せるよう設置するのが最良です。
もし、電波的障害物の影になるような場合は、電波到達距離は、短くなります。
またアンテナはなるべく高い所に設置し、両アンテナの間を人や移動装置が横切っても影響を受けない
よう設置して下さい。どうしても距離が延びない場合は、同軸ケーブル(50Ω)でリピータのアンテナを移
動し、影響を受けない場所に設置して下さい。
周波数 | 送信250MHz,受信310MHz(標準)組み替え可 |
アンテナ | 送・受信用 2本 |
送信出力 | V・H・F FM 微弱電波 |
受信方式 | スーパーヘテロダイン |
データ出力 | RS-232C、Dサブ9ピンストレート、9600BPS |
電 源 | AC100V、50/60Hz、±5%、1A |
外形寸法 | 68(W)×105(H)×174(D)mm (突起物を含まず) |